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解体費用が一式表記の見積書で提示されているので困っています。


                 

解体工事をするので複数社に見積りを依頼しましたが、いちばん安かった業者の見積書の表記が「解体工事一式〇〇円」という合計金額のみしかなく、どんな明細なのかさっぱり分かりません。金額だけで見たらこの業者が安かったのですが、こんな粗い見積書を出してくる業者に依頼していいのか悩んでいます。どうしたらいいでしょうか?

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業者によって算出する計算方法が異なりますが、どんぶり勘定で工事をしている業者の可能性があります。

解体工事にかかる経費

解体工事の値段の根拠となる経費は次のとおりです。

人件費

作業員に支払う給与です。

重機の償却費

解体工事で利用する重機の価格を予想される使用可能回数で割った費用です。

トラックの償却費

廃棄物を運搬するトラックの損料です。

燃料費

重機や車両のガソリン代です。

足場代

足場養生を外部の専門業者に委託する場合の経費です。

廃棄物の処分費

廃棄物の処分を中間処理場に委託する費用です。

工事保険

万が一に備えた工事保険の保険料です。

粗利

解体工事会社の粗利益です。

この合計額が解体料金の内訳となります。

見積書の表記

上記のような経費は解体工事会社の内部的な項目です。また、見積りを作成する担当者は経営者ではなく、通常の社員であることも多いため、社内的な計算式を設け、施主に理解されやすい形で見積書として提示されます。見積書の表記方法は業者によって異なりますが、大きく次の三つに分類されます。

詳細項目型

取り壊し費用:○○円×○○平方メートル=○○万円、コンクリート処分費用:○○円×○○立方メートル=○○万円、木材処分費用:○○円×○○立方メートル=○○万円というような表記の見積書です。項目が細かいため作成が大変ですが、施主から見て納得度の高い見積書になります。こうした見積書を作成する業者は、会社としての態勢もしっかりしているように多いと感じます。

坪単価型

木造二階建て解体:○万円×○○坪=○○万円というような表記の見積書です。詳細項目型と比べると、細かさに欠けますが何を指しているかは把握できる形式です。中堅の解体工事会社に多いようです。

一式型

木造解体一式:○○万円という表記の見積書です。非常に単純な内容なので作成は簡単ですが、施主にとっては納得しづらい形式の見積書といえます。社長が一人で営業をしている会社にありがちで、経験と勘のみのどんぶり勘定といえるでしょう。

工事内容の説明を求めてはどうか

納得できないという質問者様の疑問はもっともですので、まずは担当者に工事期間や工事人員を確認し、少しでも工事の概要をつかむと良いと思います。また、一式表記をする業者の中には対応が粗雑な会社も少なくないため、検討を見送るのもひとつですが、工事を進めたい場合には工事範囲を図面や現地のマーキングで明確にし、意思の疎通を行った上で契約に臨むのが良いでしょう。

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