雨の日に解体工事を行いますか？

公開日:2020/02/06 最終更新日:2020/09/22

家の建て替えを予定していますが、新築住宅の完成時期に合わせるとちょうど梅雨時に家の解体工事があたってしまいます。天候の影響で工期が延びてしまうと建築工事の開始も遅くなってしまうので心配なのですが、解体工事は雨天時でも工事を行うのでしょうか。

よほどの大雨でない限りは行います｡雨天時ならではのメリットも存在します。

同じ建築に関わる工事であっても、外壁塗装や外構工事に雨は禁物です。しかし、解体工事の場合は何かを作ったり、仕上げたりするのではないため、先の工事のように雨天でも問題なく工事を進めることができます。

とはいっても、安全に工事が進むことが大切ですので、大雨で危険を伴う状況であった場合には、工事を中止することもあります。

解体工事で事故が起きた場合に、施主や近隣の方に大きな迷惑をかけることになるため、解体工事会社としてもリスクの回避は行いたいところです。過去の経験等から現場の責任者が工事を中止するかどうかの判断をします。

雨には、よい印象を持たない方も多いと思いますが､雨天時ならではのメリットも存在します。

解体作業時にはホコリの飛散を防ぐため、水まきを行うのが必須ですが、雨天時には建物が雨で湿り、ホコリが舞いにくくなるため散水を省略できる可能性があります。

散水を行う予定だった作業員は、別の作業を行うことができますので、その分効率的に現場の工程を進めることができます。

今回は雨のご心配をいただきましたが、実際問題となるのは強風や積雪です。

風が強いと廃棄物の飛散が増すばかりか、建物の仮囲いが風に煽られ倒壊する危険性があります。

また、雪が積もると解体前に除雪が必要となる場合がありますので、現場の進捗が必然的に遅れてしまいます。費用面での負担が増す可能性もありますので、まだ工事時期で迷われている方は、台風や積雪の時期は避けていただいた方が良いかもしれません。

一般的な慣例をご紹介しましたが、業者によって天候への考え方が異なる可能性もあります。

ご心配な方は解体工事を依頼される業者に、「雨の日は工事をしますか？工期が延びる可能性はどれぐらいありますか？」と、確認していただくと良いでしょう。

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