見積りの中の余分な項目は勝手に削っても問題ないでしょうか？
解体工事の見積りを出してもらいましたが、見積書の明細を見てみたら、「樹木撤去」という項目がありました。庭にある樹木のことだと思いますが、今回の解体工事では樹木は撤去しません。こちらで勝手にこの項目を削って合計額の再計算をしても良いのでしょうか。
多くの場合問題はありませんが、値引き額も計上されている場合には、値引きが少なくなる可能性はあります。家の解体を行うために必要な外回りの撤去が計上されている可能性もありますので、正確には担当者に確認していただくのが良いでしょう。
多くの場合は問題はない
見積書はそれぞれの項目の合算によって、解体費用の合計金額が計上された書類です。「家の解体○○万円」、「木の撤去○○万円」、「コンクリートブロックの撤去○○万円」の合算ですから、例えば木の撤去を行わないのであれば、合計金額からその項目を除き、費用を減額していただければ良いでしょう。
値引きが減る可能性はある
一方で、見積書に値引きが計上されているケースでは事情が少し異なります。値引き金額はその解体工事全体から得られる業者の利益から、施主への還元を行った金額です。工事の項目が減れば工事から得られる業者の利益も減りますので、結果的に値引き金額が減ることは考えられます。
工事を行うために必要な項目の可能性もある
依頼をしていなかったコンクリートブロックや庭木の撤去費用が含まれてる理由として、建物の解体を行うために、それらの撤去は必要な手順であるという可能性もあります。家の解体をするには道路から建物に近接する場所まで、重機が進入する経路が必要であると共に、重機のアームが回転するスペースも必要となります。そのような作業を行うために、施主の希望でなかったとしても庭木やコンクリートブロックの撤去を行わざるを得ない、という可能性も考えられます。
詳しくは担当者に確認を
いずれの理由にしても、項目や費用の増減が最終的にその業者に任せるかどうかの内容である場合には、担当者に「その項目をなくせるかどうか」と、「なくした場合の費用がいくらになるのか」を直接確認していただくと良いでしょう。
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