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会社間で見積りの金額差が大きいのはなぜですか?


                 

複数の業者から解体工事の見積りを取りましたが、業者によって金額に大きな差が生じているため驚いています。多少の違いが出るのは当然だと思いますが、数万円単位で金額が変わってくるのはなぜでしょうか?同じ建物を壊す見積りなのに、どうしてこんなに差が出るのでしょうか。

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どのような解体をご希望ですか?

原価の違い、利益率の違い、自社施工か下請けかの違い、という3つの大きな理由が挙げられます。

原価の違い

解体工事の原価となる各費用に差が生じた結果、見積り費用にも違いが出るケースです。

人件費

人件費は「1人あたりの日給×人数×日数」で算出されます。「1人あたりの日給」を下げる方法として、経験の少ない若い作業員や外国人労働者を登用する方法が代表的です。また、「人数」を削減する方法としては、工事の工夫による適正な人数削減、本来配置すべき人員を削ってしまうことによる不当な人数削減、が挙げられます。更に「日数」を削減する方法としては、工事の工夫による適正な日数削減、あるいは無理な突貫工事による不当な日数削減などが挙げられます。

重機・車両の燃料代

重機の燃料代は重機の作業時間で、車両の燃料代は走行距離によって決まります。重機の燃料代を削減する方法としては、効率的な作業による時間短縮が挙げられます。また、車両の燃料代は近隣の中間処理場を利用することにより走行距離を抑え、削減することができます。

廃棄物処理費用

現場で発生した廃材を処分する費用は、中間処理場の受け入れ単価によって決まります。近隣でも単価の安い処分場を選択したり、処分場と年間契約を結ぶことにより受け入れ単価を安く交渉することで、費用の削減が可能です。また、自社で処分場を保有すれば一層のコストダウンが可能な場合もあります。

利益率の違い

解体工事会社によって利益率の設定にも差があります。各業者にヒアリングを行ったところ、契約金額の1〜3割が利益として設定されています。利益率の水準は業者の経営方針によりますが、「お客さまのために少しでも安く」、「適正な利益をいただき質の高い工事を行う」というように、考え方は様々です。

自社施工か下請けか

解体工事を自社で直接行っているか、下請けに流しているかで費用が異なります。解体工事会社の中には、自ら解体工事会社という看板を掲げていても実際には自社での工事を行わず、下請けの解体工事会社にすべてを流すという業者も存在します。施主に提出される見積りには、余分な利益が上乗せされるためその分、割高になります。

以下も参考に

金額差が生じる理由について紹介しましたが、以下のQ&Aについても参考にして下さい。

他社と比べて圧倒的に安い業者を選ぶ注意点は?

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